2017収穫状況

欧州でのことし2017年のぶどうの収穫が惨憺たる状況であるいう報告が入ってきていますね。そのため各生産者もかなりの値上げをしないといけないとかで、しばらくはワインの流通への大きな影響は必至のようです。

今年の春に襲った霜もさることながら、今年の一番の問題は異常な夏の長雨だったとのことで、収穫前のブドウが大きなダメージをうけてしまいました。
異常に水分を含んだことで腐ってしまう前に、早めの収穫を余儀無くされ、大幅な収穫減かつ未熟なブドウで各生産者は2017ヴィンテージを乗り切らねばならなくなりました。

ドイツの一部の産地では夏にひょうが襲い、350ヘクタールもの畑が壊滅した生産者もいるとの事で、事態は深刻です。

原料相場に影響をあたえる大生産国のスペインやイタリアの収穫が今年は非常に悪く、流通価格の値上がりは避けられそうにない様相ですが、いまはまだパニック相場といいますか、まだ来シーズンに向けての原料価格は出揃っていないとのことです。冷静に状況を見守りたいところです。

アイニッヒ・ツェンツェン

ドイツから日本へ ワインの輸出 zenzen.jp